使わないと損? 生前贈与のメリットとは?

使わないと損? 生前贈与のメリットとは?

生前贈与には、「①節税対策として簡単に利用できる」「②渡したい人を指定できる」「③渡された方も有効に活用できる」といったメリットがあるため、近年、相続税対策のファーストチョイスとして大注目されています(下図参照)。

しかし、「相続」と「贈与」の違いについて聞かれると、よくわからないという人も多いでしょう。相続とは、亡くなった人(被相続人)の財産を相続人(配偶者や子どもたちなど)それぞれが相続することです。法的に言えば、相続とは被相続人が死亡した場合に、その被相続人の権利義務を相続人に包括的に承継させる法制度になります。

つまり、相続によって、被相続人の財産や地位がすべて相続人に引き継がれるということです。ここでいう財産とは、プラスの財産(資産)だけでなく、マイナスの財産(負債)も含まれます。この定義により、先ほど説明した借り入れをしてアパート経営を実施するという方法は、マイナスの財産を承継できる相続にしか使えないということになります。簡単にいえば、相続とは「ある人の死をきっかけとしてその人が有していた財産や負債等が特定の親族へと移転する」ということです。

それに対し贈与は、民法549 条によると、「贈与は、当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾をすることによって、その効力を生ずる」と記されています。つまり贈与とは、自分が生きているうちに、自分の意志で財産を誰かに受け渡すということです。

一般的に生前贈与と表現する場合は、相続の際に法定相続人となる親族や遺言によって遺贈したいと考えている人たちに遺産として資産を移転させるのではなく、贈与として贈与者が「あげる」意思を、受贈者が「もらう」意思を表示して資産を移転させることを意味します。

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